シャワー中におしっこ
公言すると周りから変な目で見られるかもしれませんが、シャワー中におしっこ、経験のある人もいるかと思います。
実はこれ何の害もないどころか、何トンもの水を節約できるので地球にとっても優しいのです。
水資源に恵まれている日本では「考えられない!」という人も多いでしょう。
しかし世界では深刻な水不足に悩む国も多く、節水するためにさまざまな取り組みが行われていて、このシャワー中のおしっこを自治体が市民に提唱している国まであるのです。
提唱しているのは「オランダ」
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オランダ、ドレンテ州の自治体では節水を使命と考え、市民にはシャワー中におしっこを済ますことを推奨しています。
不衛生に思いますが、おしっこはシャワーで瞬時に流されていくので何も問題はないそうです。
そして節約できるのは水だけではありません。
もちろんトイレットペーパーも節約できるのです。
つまり水資源の保護だけではなく、トイレットペーパーの原料となる木の伐採数も減らすことができるのです。
そしてオランダでは他にも独自の節水法を提唱しています。
それは食器を洗うとき、バケツに溜めた水の中に洗剤を溶かし、その中で食器を洗うというもの。
なんと食器洗いはそれでおしまい!
「え!洗剤で洗ったあとに水で流さないの!?」と驚きの声が多数上がりそうですが、流さないそうですよ。
なんでも食べるのは食器にのせた料理だけで食器は口に入れないから、だそうです^^;
国が違えば考え方は違うというものの、ヨーロッパはオシャレなイメージが強かったのでビックリですね。
(提唱されているものの、国民全員が実施しているわけではありません。)
世界の厳しい使用水量の規制
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世界規模で問題になっている水不足の解消のため、トイレの洗浄水量に規制をかけている国は多くあります。
一般的な洗浄水量の制限は1回6リットルですが、アメリカのカリフォルニア州、ジョージア州、テキサス州など一部の地域では、4,8リットルという規制を設けているところもあります。
ちなみに日本では使用水量の制限はありません。
そういう意味では危機感が薄く、余裕を持ちすぎているのかもしれませんね。
仮に世界中がトイレ一回の使用水量を4,8リットルに変更にしたとすると、年間2000億リットルもの水が節約できます。
この節水によって削減できるCO2の量は12万トン!
そうです!節水=CO2削減にも繋がるので地球温暖化対策にもなり、水だけを守るわけではないのです。
今日からできる節水法
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さすがに日本だと公共浴場で用を足すのは問題になってしまいますが、日本でも節水意識をもう少し高く持つべきかもしれませんね。
今すぐ実践できる節水テクがいろいろとあるので、ご紹介します。
お風呂編
・シャワーはこまめに閉める(シャワーに使う水は一分間に約12リットル)
・シャワーからお湯が出るまでの冷水は浴槽に貯めるか、バケツに貯めて活用する
・残り湯は洗濯、掃除、トイレ、花の水やりに
・浴槽いっぱいにお湯を貯めない
・お湯を沸かしすぎて、あとから冷水を足すのはもったいない
掃除、洗濯編
・まとめ洗いをする
・洗剤は適量を心がける
・掃除にお風呂の残り湯、米のとぎ汁を利用する
トイレ編
・大小のレバーを使い分ける(小のときも大で流していませんか?)
・音消しには、音姫など流水音を利用する
家の外編
・庭の水やりはホースではなく、バケツやじょうろで
・洗車もバケツに溜めた水でする
シャワー中、洗顔、歯磨き、食器洗い、洗車、とにかく水を出しっぱなしにしないというのは常に心がけたいですね。
毎日続けると年間の水道代も大きく変わってきそうです。