経血の色でわかる!生理のときのセルフ健康診断

生理が来たからOKではない!経血が教えてくれる体の不調のサイン

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経血の色でわかる!生理のときのセルフ健康診断Photo by Wallpaper




たまにいつもと違う経血が・・

生理のとき、経血の色が普段と違うときはありませんか?
色以外にも経血がサラっとしてしたり、ドロっと塊になっていたり、経血はいつも同じではないですよね。
経血に変化があるとき、体の中は一体どうなっているのでしょう。

そもそも正常な経血とは?

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正常な経血の色は血液よりも少し濃い色で塊はなく、少し粘り気があるのが普通です。
血液と変わらないくらいキレイな赤の場合も、生理周期が正常であれば何も問題ありません。

一般的に生理周期は25〜35日で、平均は28日です。
この周期で生理が来るのは、子宮が正常に働いている証拠。
周期に乱れがあり、一ヶ月に2回、または数ヶ月に1回しか生理が来ないという場合は、何らかの不調が考えられます。

例えば、

・過度なダイエット、肥満
・薬の副作用
・環境の変化(引っ越し、進学や就職、人間関係の変化)
・ストレス
・妊娠
・病気


そして一回の生理の日数は3〜7日が一般的です。

経血が薄い赤、朱色に近い

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いつもより経血の色が薄い場合は、貧血の可能性が大きいです。
サラサラと水っぽい経血の場合は、疲れやすく胃腸の調子も悪い状態なので、体を温めて冷えを解消し胃腸の機能を高めるようにしましょう。
冷えを解消するには、シャワーで済まさず入浴する、体を温める食べ物(生姜、梅干し、味噌、ごぼう、ネギなど)を食べる、飲酒喫煙はほどほどにする、など普段から気をつけましょう。

経血が茶色、黒っぽい

生理の一日目だけなら、前回排出できなかった古い経血が遅れて出ただけなので大丈夫です。
しかし茶色の経血の量が多い、生理中ずっと経血が茶色、という場合はいろいろな原因が考えられます。
ストレス、疲労の蓄積、生活が不規則、子宮の働きの低下、体の機能が全体的に弱っているなどの可能性があります。

理想の改善方法は、たっぷり休息を取り、適度な運動をすることです。
なかなか時間が確保できない人は簡単でいいので、仕事の合間や寝る前などにストレッチで体をほぐすようにし、血行を少しでも良くしましょう。
無理に体を引っ張ったり、回したりすると筋組織を痛めてしまうので、固まった体をゆっくり伸ばすようにして行いましょう。

またハイヒールやスキニー、補正下着、タイトスカートなど締め付けの強いものを身に着けることも、血行不良になってしまう原因です。
仕事以外では、体を動かしやすい服装や靴を履くことも大切。
仕事中も、たまには靴を脱いで足の指を伸ばしましょう。

経血がレバーのような塊

血液がドロドロになっている理由が、生活習慣の乱れなら普段の食生活や運動量などを見直せば、すぐに改善できます。
血液をドロドロにしてしまう原因は大きく分けると5つあり、①体の冷え、②食生活の乱れ、③運動不足、④寝不足、⑤ストレスです。
どれか一つでも当てはまると、血液の流れが悪い可能性があるので、改善に努めましょう。

しかし塊の経血は、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮がんなど婦人科系の病気のサインである場合もあります。
子宮内膜症は10人に1人、子宮筋腫は30代女性の10人に2〜3人の割合でかかる病気なので、自分は大丈夫と自信過剰になってはいけません。

経血がドロっとしているだけでなく、ひどい生理痛や腰痛、生理以外での下腹部の痛み、排便痛、性交が痛くて辛いなども、子宮内膜症や子宮筋腫の症状かもしれません。
早めに婦人科で診察してもらうことをオススメします。

子宮内膜症とは

子宮の中の子宮内膜が、子宮以外にも増殖してしまう病気です。
通常、子宮内膜は妊娠しないと剥離し、生理のときに経血と一緒に体外へ排出されるのですが、まれに骨盤の腹膜や卵巣の中に入り込んでしまうことがあるのです。
残念ながら、子宮内膜症の原因はハッキリとは解明されていません。
20〜40代女性に多く、不妊の原因にもなってしまうので、早期発見早期治療が大切です。

子宮筋腫とは

子宮に良性の腫瘍ができてしまうことを子宮筋腫といいます。
子宮も筋肉からできているのですが、子宮筋腫になってしまうと、腫瘍ができたその箇所が薄く破れやすくなってしまいます。
もし破れると出血してしまうので、経血の量が多くなります。
また子宮筋腫が大きくなると、神経が圧迫されて腰痛になったり、尿が出にくくなったりしてしまいます。

少しでも気になることがあれば、早めに病院に行って診てもらいましょう。

子宮がん

子宮がんにも2種類あり、「子宮頸がん」「子宮体がん」があります。
子宮がんはヒトパピローマウイルスが関与していて、このウイルスは男性の性器に潜んでいます。
珍しいウイルスではないため、性交経験のある女性の半分が感染経験があると言われています。
通常は体に備わっている免疫力で排除できるのですが、ごくまれに排除されないままになってしまい、一部の女性ががんを発症してしまうのです。

子宮がんの初期は自覚症状がほとんどありません。
そのため定期検診で、がん検診を受けている人は早期発見早期治療ができます。
初期の子宮がんは、治療で100%完治します。
発見が遅れて進行している場合は、基本的に子宮を摘出しなければなりません。(切除する範囲や卵巣も摘出する必要があるかどうかは進行状況や患者の年齢によっても変わります。)

何か違和感があるなど症状が出る前に、日頃から定期的に検査に行くことをオススメします。


まとめ

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経血は人と比べたり、言葉で説明するのが難しいので、普段から経血が茶色や薄い赤の人はそれが自分にとって当たり前になってしまいます。
経血の色も重要なサインですが、普段と生理周期や経血の量など、明らかに分かる変化があれば、生活習慣を早めに改善したり病院に行ったり、できる努力をしましょう。
病院に診察に行くなら、性病検査や子宮がん検診なども一緒に受けておくといいでしょう。




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