2020年に開催される東京オリンピック。
それに向けてある業界で熾烈なバトルが繰り広げられているそうなんですが、どこの業界かわかりますか?
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オリンピックで連想されるものといえば、選手のスポーツウェアや健康食品、観客や応援団体が利用する都内のホテルや商業施設もかなりの利益が見込まれそうですよね。
しかしもっと意外な業界で、オリンピックに出場する選手や役員が宿泊する「選手村」で必要なものなんですが、一体何でしょう?
実は選手村で無償で配布されるコンドーム、このコンドーム業界こそが今まさに戦国時代を迎えているんです!
・・・と言っても、いまいちピンと来ませんよね。
まず選手村のことや、コンドームがなぜ配布されているのか整理していきましょう。
具体的に選手村とは?
前述のとおり、オリンピックに出場する選手や役員の宿泊施設ですが、単なるホテルではなくカラオケやビリヤード、インターネットカフェも併設されていて、大会期間中は自由に過ごせます。
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もちろん滞在費(宿泊費、食費、交通費)は全て無料で、24時間営業のレストランでは世界各国の料理が提供されているので、試合前も自分の国の料理や食べたいものが食べられますね。
ただし選手の家族や恋人は立ち入り禁止で、この施設内で撮影された動画や音声は投稿厳禁となっています。
2012年のロンドンオリンピックでは約1万7000人が滞在していたので、いかに巨大な施設かがわかります。
なぜ無償配布されるのか?
性に関することは個人の自由と言うか、プライベートな部分じゃないですか。
それなのに、なぜわざわざ事前に選手に配布しておくのでしょうか?
ちなみに2014年のソチオリンピックでは、選手一人に対して開催期間16日間に34個のコンドームが配布されたそうです。
私たちからすると何だか多く感じますが、相手はトップアスリートたち。
常に体を動かしているので性欲が高まりやすい上に、試合前はとても緊張している状態。
そのため肉体関係を持つ選手が多いようで、ストレスや緊張を緩和しているそうですよ。
きっとその緊張感も私たちには想像できないほど大きなものなのでしょう。
試合後はその緊張から解放されるわけですから、関係を持つ選手がいるのも納得です。
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そして選手は世界各国から集まるので、一番の目的はやはりHIV(エイズ)感染の防止。
もちろん他の性病予防や避妊のためでもあります。
普段ピルを服用している女性選手も、コンディションを整えるために試合前は服用しない選手が多いので、やはりコンドームが必要不可欠なのです。
実際ロンドンオリンピックでは、過去最多の15万個が配布されたそうですが、それでも品薄状態だったそうです。
ある選手は大会期間中に、生涯の倍の人数を経験したと語っています。
世界最高峰の肉体を持った選手同士、惹かれ合うのも無理ありません。
高品質な日本製コンドームを知ってもらう絶好のチャンス!
大量のコンドームが配布されますが、全て無償。
ということは、メーカーにはそこまでの利益はありません。
しかしそんなことより、メーカーが期待しているのは世界規模の宣伝効果です。
短期間(オリンピック期間中)で世界中の人に自社の商品を知ってもらえれば、今後の売上が大幅に変わってくるでしょう。
現に日本のコンドームメーカーは、今まさに0.01ミリ台の商品の実現に向けて開発中。
さらなる改良を加えた高品質な日本製コンドームが、評価されるといいですね。