パックで買った卵がなかなか賞味期限内に食べきれない経験よくありませんか?
特に一人暮らしの方は多いかもしれませんね。
賞味期限ギリギリになって、ゆでたまごにしたり、卵たっぷりの贅沢なオムライスを作ったり・・。
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加工食品は、賞味期限が切れても多少は大丈夫な気がしますが、卵はなんだか心配ですよね。
売られている卵の賞味期限は何が基準なんでしょう?
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卵のサルモネラ菌の汚染率は1%以下と極めて低く、常温でも一定期間は繁殖することはないので、食中毒の心配はありません。
しかし、一定期間内を過ぎると、急速に菌が増殖を始めます。
そのため完全に食中毒を防止するために、菌が増殖を始める前までの期間を賞味期限としています。
菌の繁殖と言っても、一番大切なことは保存温度。
保存温度と生で食べられる日数をまとめると、
10℃:57日 (冬季)
15℃:43日
20℃:30日 (春季、秋季)
25℃:21日
30℃:14日 (夏季)
同じ卵でも、冷蔵保存や季節によって生食できる日数が変わってきます。
実際は、パックされてから14日程度を年間を通して賞味期限としていることが多いようです。
ということで、記載されている賞味期限は生で安全に食べられる期限。
つまり加熱すれば、賞味期限が切れても安全に食べられるんです!
熱を通せば、菌は死滅するので食べても大丈夫。
黄身も白身も固まるまで加熱調理してくださいね。
しっかり過熱することが安全に食べられる条件なので、賞味期限切れのものは生や半熟で食べるのは避けましょう。
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では、いつまで大丈夫?
できるだけ早くがベストですが、賞味期限が切れてから10日以内が目安。
10日以内なら絶対に大丈夫というわけではなく、食べる前に確認したいのが、
・黄身が崩れていないか
・白身がキレイか(色が変じゃないか)
・腐敗臭がしないか
ちょっとでも気になるときは食べずに処分しましょう。
あと賞味期限に関係なく注意したいのが、殻にひびが入っていないかどうか。
ひびが入っているものは、傷みが早いので賞味期限内でも生で食べるのは避けて、加熱調理してから食べましょう。
買い物から帰ってきたら、卵にひびが入っていた!割れていた!というときには、すぐに食べるようにしてくださいね。
卵は冷蔵保存が基本。
買ってきたものはすぐに冷蔵庫に入れるようにしましょう。
卵は調理したものより、生のほうが日持ちします。
ゆでたまごや、調理したものは生より腐りやすいので、作り置きはあまりオススメできません。
早めに食べるようにして、食べられる分だけ作るようにしましょう。