世界中の人から愛されるコーヒー、あなたはどこのコーヒーが一番好きですか?
お気に入りのカフェ、某有名コーヒーショップ、家で淹れたもの、いやいやコンビニのが一番美味しい!という人もいるでしょう。
最近のコンビニコーヒー、一杯100円程度なのに本当に美味しいですよね。
かと思えば、「有名レストランや高級ホテルで飲んだコーヒーが値段の割に普通だった」という経験をしたことがある人もいるでしょう。
この差って一体何なんでしょうか?
コンビニコーヒーの原価はいくら?
photo by Pinterest
コンビニコーヒーの原価は12〜3%で、一杯100円だと12円
ホテルのコーヒーの原価は2〜3%で、一杯1000円だと20円程度
こう見ると、コンビニコーヒーのほうが圧倒的にコスパがいいのがわかります。
この値段の差は、やはり人件費と場所代でしょう。
そして驚くべきことに、この二つのコーヒー、コーヒー豆の価格帯や質にそこまでの差は無いのです。
コンビニコーヒーはセルフなので人件費はほとんどかかりませんし、一日の消費量が多いので比較的いつでもフレッシュなコーヒー豆を使用しています。
新しくフレッシュな豆をどんどん使い、一杯ずつ豆を挽いて抽出するコンビニコーヒーと、一日の消費量がそこまで多くないため、仕入れた豆を使い切るのに時間がかかるホテルのコーヒー。
なるほど、これが同じ豆を使っていてもコンビニコーヒーの方が美味しい理由だったんですね。
ちなみにコンビニコーヒーの年間消費量、2014年度は13億杯だったそうですよ!
では、有名レストランやホテルでも料理は美味しいのにコーヒーはイマイチ・・という店があるのはどうしてでしょう?
前述のとおり、ホテルのコーヒーの原価は3%程度。
しかし料理の原価は40%前後です。
喫茶店やコーヒーが売りの店でない限り、コーヒーに原価をかけれないというのが本音のようで、コーヒーを味わうために高いレストランに行くというのは正しいとは言えないのかもしれませんね。
コンビニコーヒーや持ち帰りコーヒーが人気の理由
photo by Wallpaper
それにしても、コンビニにしろコーヒーチェーン店にしろ、なぜここまで持ち帰りコーヒーが近年売れ続けているのでしょう?
コーヒーが無いコンビニなんて、もう見かけなくなりましたよね。
単に美味しいから、というのもあるでしょうが、こんなにも定着した理由は一体なんでしょうか?
理由の一つに、いわゆるお茶くみOLの減少が考えられます。
数年前までは、会社や企業では女子社員が上司にお茶やコーヒーを入れる、というのが普通でした。
しかし最近では、「男女平等社会だ、セクハラだ、お茶くみは義務じゃない」という考えから、女性社員が仕事中にお茶を入れるという光景が少なくなりました。
それでも働く人たちにとって一息ついたり、あたたかいコーヒーは必要です。
そのためリーズナブルで気軽に買える、持ち帰りコーヒーの需要が高いのかもしれませんね。
毎日飲むものなので、シンプルな一杯100円という価格も大ヒットの秘密でしょう。
いつでもどこでもホッと一息つかせてくれるコーヒー、ホテルで優雅に・・と雰囲気を楽しむのもいいですが、美味しさにこだわるなら挽きたてのフレッシュなコンビニコーヒーを飲むべきですよ♪