保存の仕方でチョコレートは味が変わる!
バレンタインのこの時期、チョコレートを貰ったり、家で作ったり、自分へのご褒美に高級チョコレートを買ってきたりする人が多いでしょうね。
ところで、チョコレートの保存法や置き場所はどうしていますか?
特に貰い物のチョコレートって、何日かにわけてゆっくり食べることもありますよね。
チョコレートは値段や使われている材料に関わらず、とりあえず冷やせばOKな気もしますが、それだとちょっともったいない!
保存の仕方でチョコレートの味や風味も全然違ってきます!
チョコレートはとってもデリケートな食べ物。
そんなチョコレートを保存するときに気をつけたいポイントは、「温度・湿度・光」の3つ!
チョコレートが劣化したら・・
皆さん、カバンに入れっぱなしだったり、買ってからしばらく経ったチョコレートってたまに表面がちょっと白っぽくなっているときはありませんか?
これはブルーム現象(ブルーミング現象)というチョコレートの劣化現象で、チョコレートに含まれる砂糖やバターが溶け出して表面に出てきてしまうのが原因なんです。
特に冬場に買ったチョコレートを長時間持ち歩いて、暖房の効いた家に帰ってくるなど温度差が大きくなると起こりやすいですよ。
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こうなってしまうと、もちろん味も風味もガタ落ち・・。
高級チョコレートも、もはや駄菓子レベルにまで下がってしまうほど劣化している状態なんです。
これは、かなりもったいないですね。
チョコレートを家で最高に美味しく食べるには、どう保存すればいいのでしょう?
正解は一つではありません。
チョコレートの種類や季節によっても変わってくるので、一緒に見ていきましょう♪
1, 真夏以外は冷蔵保存しなくてOK
チョコレートの最適保存温度は15〜20℃。
つまり、冷蔵庫で冷やす=最適な保存法ではないことがわかります。
特に冬は気温も湿度も低いので、常温保存でも大丈夫♪
ただし、常温保存には3つ条件があるので要注意ですよ。
暖房がついていなくても、室温28℃以上になる場合は絶対に冷蔵庫へ!
ちなみに湿度は55%前後が理想です。
2, 密封容器に入れる
冷蔵庫に入れる場合、チャックの付いた密封袋やロックができる密封容器にチョコレートを入れて保存しましょう。
面倒ですが、実はこれが一番大切なんです!
こうすることで、冷蔵庫内の食品からニオイを吸収することを防ぎます。
チョコレートを箱のまま袋に入れて、しっかり中の空気を抜いてチャックを閉めます。
こうすることで、袋の中にある空気が結露するのを防ぐことができます。
箱のまま入れるのもポイントで、箱から出さないことでチョコレートの温度変化を緩やかにすることができるのです。
密封袋には冷蔵用と冷凍用の2種類がありますが、どちらでもOK!
2つの違いは電子レンジで使用可能かどうかなので、冷やすだけなら効果は同じです。
3, 冷蔵庫保存は野菜室で
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生チョコやガナッシュなど冷蔵保存するものは、冷蔵庫の野菜室に入れましょう♪
メインの冷蔵室よりも、野菜室はやや温度が高めの設定になっています。
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一人暮らしで冷蔵庫が小さかったり、冷蔵庫に野菜室が無い場合は、卵などを入れるドアポケットに入れておくといいですよ。
冷蔵庫の奥に入れるより、温度が下がり過ぎないのでオススメです。
4, 冷蔵庫から出したら20〜30分待つ
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せっかく冷やしたのに常温に戻すの?と疑問に思うかもしれませんが、一番口溶けがいいのは冷蔵庫から出して約20分後なんです♪
これはチョコレートに含まれるココアバターが常温になると溶け出すからで、ちょっと待つだけで口に入れたときにちょうどいい滑らかさになるのです。
もちろん冷たさや固さに好みはあると思いますが、チョコレートの美味しさがより引き出せるので一度やってみる価値はあるでしょう!
5, 冷凍すべき場合もある!
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手作りのものや生チョコ、トリュフなど日持ちしないチョコレートがたくさんあって食べきれないときは思い切って冷凍庫へ。
食べる前日に冷蔵庫へ入れ替えて、あとは同じように食べる20〜30分前に冷蔵庫から出せばカチカチにならずに美味しく食べられます♡
ただし冷蔵保存よりも品質は落ちるので、食べきれないときだけにしてくださいね。
冷凍保存すると脂肪分が固まるのを早める可能性があるので、美味しさがキープできるわけではないのです。
せめて密封容器や袋に入れて空気をしっかり抜いて保存するなど、できることはしておきましょう。
まとめ
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①チョコレートを箱のまま密封容器に入れる
②野菜室か冷蔵庫のドアポケットで冷蔵保存
③一番美味しく食べられるのは冷蔵庫から出して20〜30分後
ちなみにチョコレートの賞味期限(保存期間)ですが、種類によって大きく変わってきます。
市販のものは記載されている賞味期限をチェックしましょう。
高級チョコレートは短いもので1〜2ヶ月、長いもので3〜4ヶ月、一般的な板チョコだと1ヶ月程度になります。
中には1年以上持つものもありますが、賞味期限を過信してギリギリに食べるより、期限内で余裕を持って食べたほうがいいですよ。