いびきというと男性に多いイメージですが、実は女性の1割以上が悩んでいるそうです。
いびきをかく人の中には「夜行バスで寝れない」「彼氏との旅行が心配」「どれくらいの大きさか気になる」など悩んでいる人も多いんです。
そもそもいびきって何?
声を出すためにある声帯の辺りに上気道というものがあります。
(上気道は呼吸器にうち、鼻から鼻腔、鼻咽腔、咽頭、喉頭までを言います。)
もともと上気道は狭いのですが、就寝中にはさらに狭くなって空気の通り道が細くなるのです。
起きているときは筋肉でしっかりと支えられています。
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人間の本能で、生きるために酸素をより多く吸い込もうとすることで、酸素が粘膜を通り過ぎるときに生じる振動音がいびきなのです。
いびきの原因もいろいろあるのですが、
・口呼吸(鼻が詰まっている)
・酔ったまま眠る
・まくらが高すぎる
・年齢によるホルモンの変化(女性のみ)
まくらが高すぎたり、酔って寝たり、鼻炎だったり・・。
どれも共通するのは口呼吸になりがちだということ。
いびきをかく人には肥満が多い!
中でもいびきをかく人に多いのが、肥満だということ!
太っていると、脂肪により上気道がさらに狭くなってしまいます。
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また肥満の人はいびきだけでなく、睡眠時無呼吸症候群にもなりやすいのです。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に何回も呼吸が止まってしまうことで、脳も体も疲れが取れないので、居眠り運転や仕事に集中できないなどの原因にもなってしまいます。
乗り物の運転や機械の操作が仕事の人にとって、睡眠がしっかり取れないことは大事故にもなりかねません。
いろんな支障が出るので、肥満は早めに解消したほうがよさそうです。
少しでもいびきを緩和するには?
いびきは、今までの生活習慣やホルモンの関係もあるので、完全に治すのは正直難しいのですが、とにかく口呼吸にならないようにすることが大切です。
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横向きで眠るようにすると、だいぶ緩和されます。
お酒を飲んだ日は、少し酔いが覚めてから眠るようにしたり・・。
いびき防止まくらを使うのも一つの手かもしれませんね。
高さや角度のバランスがいいので、眠るときにしっかりフィットしてくれます。
夜行バスや旅行など、人に迷惑をかけたくないときは最後の手段!
口閉じテープもあるので、どうしても不安な人はこれを貼ってマスクをしてください。
ストレスを溜めないことも大切
実はストレスもいびきと深い関係が・・。
女性はストレスが溜まると、男性ホルモンが増えてしまうのです。
女性ホルモンには上気道を支える役割があるので、それが減ってしまうと当然いびきもかきやすくなります。
女性よりも男性のほうがいびきをかく人が多いのは、こういうことだったんですね。
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「肥満でもない」「お酒もあまり飲まない」という人でいびきをかいている人は、ストレスが原因かもしれないので、ストレスを上手く発散するようにしてくださいね。