毎日暑い日が続いていますが、皆さん睡眠はしっかりとれていますか?
家の中は熱気と湿気がこもりやすく、意識して水分を摂らないと知らないうちに脱水症状になってしまう場合があります。
特に就寝前はトイレで起きるのが嫌で水分を摂らなかったり、夏バテで食べる量が減り、食べ物からの水分も摂取できなかったりと熱中症になる条件がそろってきます。
photo by Pinterest
普段からマメに水分補給をすることも大切ですが、就寝中のエアコンはどうしていますか?
暑くて眠れないから朝まで冷房を入れる人、タイマーを設定して数時間だけ冷房を入れる人、除湿のほうが体にやさしい気がするから除湿を使う人、体がだるくなったりのどが痛くなるからエアコンはつけないなど、人によってさまざまだと思います。
寝るときは除湿と冷房どっち?
まず、冷房は部屋の空気の温度を下げる機能、除湿は温度は下げずに湿度を下げる機能。
しかし温度を下げてしまうのは実は除湿のほうなんです。
それに人間は起きているときより、就寝中のほうが体温は下がります。
ということは、除湿では体を冷やしすぎてしまうことも・・。
photo by Wallpaper
でも、いつも寝ているときは冷房だけど、起床したときに体がだるいと感じる原因は?
前述のとおり、寝ているときは起きているときよりも体温は下がります。
ということは、設定温度は起きているときと同じままではダメなんです。
一般的に言われている設定温度の目安は27〜28℃。
でもこれだと暑くて眠れない!という人は少し低めの温度でもいいですが、起きているときよりも温度は上げてから眠りましょう。
エアコンの「おやすみモード」や「快眠モード」などを上手く利用しましょう。
あと、寝ているときに体に直接風が当たらないようにすることも大切です。
タイマーとつけっぱなしどっち?
なんとなく寝るときはタイマーにしたほうがいい、と思っている人も多いかもしれませんが、それはあまりオススメできません。
photo by Pinterest
それには3つの理由があります。
①夜間熱中症の危険
マンションやアパート暮らしの人に多いかと思いますが、外より家の中のほうが暑いときはありませんか?
建物の構造によって、昼間にこもった熱が夜になっても逃げないからなんです。
そのせいで夜間も熱中症になってしまう危険が・・。
最上階に住んでいる(寝室が家の最上階にある)人は屋根が吸収した太陽の熱が部屋に入ってしまうので、余計に熱中症になる可能性が高いのです。
②疲れがとれない
夏は暑さで体力が奪われるうえに、食欲も落ちてしまうので、しっかり睡眠をとらないと疲労は回復しません。
それが夏バテや熱中症の原因にもつながるので、快適な睡眠環境を整えましょう。
③電気代が安く済む
意外かもしれませんが、こまめに電源を切るよりつけっぱなしの方が電気代は安く済みます。
エアコンが電力を一番消費するのは、電源を入れたとき。
電源を切って暑くなったらまたつけるのは、一見経済的に思えますが、実は温度を急激に下げようと電力をたくさん使うことになります。
それを一日に何回も繰り返すと、電気代も上がります。
つけっぱなしにしておくと、急激に温度を下げることがないので結果的に安く済むのです。
就寝中に限らず、ちょっとそこまでの買い物や洗濯を干す間にもエアコンを切っていた人も、もったいない気もしますがつけっぱなしで大丈夫なんです。
(もちろん、長時間の外出のときは切ったほうがいいでしょう。)
photo by Wallpaper
快適な睡眠と、熱中症対策にはエアコンは必須アイテム。
昼間と就寝中、冷房と除湿を上手く利用して快適な夏を過ごしてください。