利尿作用とは?
photo by Pinterest
よく聞く「利尿作用」という言葉。
なんとなく健康に良いイメージがありますが、尿の量が増えることって体にいいことなのでしょうか?
尿をたくさん作ることで腎臓に負担がかかったり、体に必要なものまで体外に出てしまったりとデメリットもあるのでは?と、ふと疑問に思いいろいろ調べてみました。
まず利尿作用とは、
利尿作用(利尿効果)とは、排尿量を多くする作用のこと。パセリやコーヒーなど、カリウムやカフェインがたくさん含まれている飲食物には、強力な利尿作用がある。食品以外で利尿作用をもつものには利尿剤があり、利尿剤は高血圧でむくみが生じている場合に有効。利尿作用で排尿量が多くなると、むくみが解消されるほか、デトックスの効果で、健康増進や新陳代謝アップによる痩せ体質を手に入れることができる。【ダイエットSlimより引用】
ここで出てきたカリウムとカフェインがどうやらキーワードのようですね。
これらを含む食べ物や飲み物に利尿作用があるようです。
利尿作用のあるもの
photo by Wallpaper
【カリウム】・・カリウムにはむくみの原因になるナトリウム(塩分)の排出を促す効果があり、またナトリウムによる血圧の上昇を抑制します。ナトリウムの摂り過ぎは高血圧の原因になります。
【カフェイン】・・体内に溜まった老廃物の排出を促す効果があり、体に不要なものが出てくれるのでむくみ解消効果、美肌効果(肌荒れ解消)があります。
パセリ、よもぎ、アボカド、ゆり根、納豆、里芋、焼き芋、にんにく、モロヘイヤ、しそ、バナナ、りんご、桃、ヨーグルト
コーヒー、ココア、紅茶、緑茶、ウーロン茶
これらが特に利尿作用の強いものなのですが、注意したいことがあります。
カリウムは熱に弱いので、加熱調理すると約30%ものカリウムが流れ出てしまいます。
そのまま食べるほうが、より多くのカリウムを摂取できるのでオススメです。
バナナやりんごを入れたヨーグルトなんてバッチリの組み合わせですね!
利尿作用の具体的な健康効果
デトックスで新陳代謝アップ!
photo by Pinterest
体の不要なものを体外に排出するデトックス効果。
不要なものとは、食品添加物、排気ガス、栄養を吸収したあとの食べ物のカス、有害ミネラルなど本当に要らないもの。
利尿作用でこれらが排出されやすくなるので、体はスッキリ♪
肌の調子もきっと良くなるはず。
不要なものが取り除かれたことで新陳代謝もアップするので、脂肪が燃えやすくなります。
これで今までよりダイエットの効率もアップしそう♡
高血圧によるむくみを解消
photo by Wallpaper
高血圧により血液の流れが悪くなると、本来排出されるはずの不要な水分が体内に溜まってしまいます。
そんな高血圧の原因には、ナトリウム(塩分)が大きく関係しています。
利尿作用のあるものを摂取することで、それを上手く排出することができるので高血圧の予防にも効果が!
むくみも解消されてスッキリ♪
ただ、日頃から塩分控えめの食事を心がけることも大切です。
利尿作用にデメリットはある?
photo by Pinterest
スポーツをしたあと、風邪で熱が出たとき、夏の暑さでバテそうなとき、など小まめな水分補給が大切なときに、利尿作用のあるものを摂取するのは良くありません。
また寝る前や長時間の移動、映画やコンサートの前などに摂取するのも、途中でトイレに行くたくなって困るかもしれません。
摂取するタイミングも考えたほうがいいでしょう。
またコーヒーですが、生理中にたくさん飲むのは避けましょう!
それはコーヒーに含まれるカフェインが鉄分の吸収を阻害してしまい、貧血が起こりやすくなるからです。
鉄分だけでなく、コーヒーのカフェインにはカルシウムを体外に排出してしまう作用もあるんです。
普段から生理が重い(だるい、貧血、気分が優れないなど)人は、生理中のコーヒーは控えめに。
普段の日でも、カフェインは一日400mg以内に抑えましょう。
400mgというのは、コーヒー1杯(150ml)で60mgなので、7杯以内に抑えれば大丈夫です。
7杯なら意識しなくても、抑えることは難しくないはず。
まとめ
尿の量が増えることで、溜まっていた老廃物や水分が排出されやすくなり、体がスッキリするなんていいですよね。
本来排出されるべきものが出るわけですから、体への負担は無いようです。
イメージとしては、水の入ったビニール袋に針で穴を刺してもポタポタとしか水は出てきませんが、そこにハサミを使って大きな穴を開けると水は一気に抜けていく、これが利尿作用の効果です。
摂取するタイミングには気をつけて、老廃物を溜め込まない体の中からキレイになりましょう。