精子の劣化&老化が進むと不妊の原因に!?

不妊の原因は女性だけじゃない!精子の質を大きく下げる生活習慣とは!?

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精子の劣化&老化が進むと不妊の原因に!?Photo by Pinterest



不妊の原因は女性だけじゃない!

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不妊の原因といえば、女性の年齢や体型、体質など女性側ばかりが理由とされることが多いですが、実際はどうなのでしょうか?

まず、女性と男性の違いですが、

卵子は胎児のときにすでに一生分が作られて卵巣に蓄えられるので、その女性本人と一緒に(同じように)年を取っていきます。
一方で精子は毎日新しいものが作られていきます。


このことから不妊は女性側の問題が大きいように思われがちですが、実は精子も常に新しい状態というわけではありません。
毎日作られている精子もその男性の生活習慣によっては劣化していくのです。
そして新しい精子が作られても排出されることなく、溜めたままだと質は下がっていくのです。
なんと質がいい状態で保たれるのはせいぜい2〜3日!
それより日数が経つと、精子がどんどん古くなってしまいます。

男性は35歳が分岐点!?

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男性は一般的に35歳から精子のパワーが落ちると言われています。
いきなり妊娠が難しくなるというわけではなく、徐々にゆっくりとその力が下がっていきます。

では具体的に「精子のパワーが落ちる」とはどういうことなのでしょう?

・若い精子よりも受精に時間がかかる
・精液の濃度が落ちる
・精液の量が減る
正常な精子が減少する


ここでいう正常な精子が減少するとは、「奇形精子」の割合が上がるということです。
奇形と聞くと、奇形児を連想してしまいますがそうではなく、精子自体が奇形であるということ。
奇形精子は精子としての機能が悪く、受精する確率がガクっと下がります。
例え受精できたとしても、着床が上手くいかずに妊娠しなかったり、妊娠しても流産になってしまうことも・・。

こういうことからも不妊は女性だけの問題ではないと言えるのです。

そして年齢だけではなく、食生活生活習慣にも注意が必要です!

ファーストフードやインスタント食品など添加物が多く含まれた食べ物ばかり食べていると、精子の老化を早めてしまうのです。

生活習慣で言えば、睡眠不足、喫煙、激しい運動(肉体疲労)が続くと、精子にとっては大敵の「※活性酸素」が多く発生してしまいます。
仕事で忙しいとつい食事を簡単に済ませたり、睡眠不足になったり疲労が溜まったりしてしまいますが、できるだけ早く解消していきましょう。

※活性酸素・・もともとは体に必要なもので、体内に侵入してきたウイルスや細菌を除去したり、酵素の働きを促進したりと健康維持に欠かせません。
しかし過剰に増えると逆効果で、病気や体調不良の原因になるなどあらゆる面で影響を及ぼします。

精子を老化させないためには?

前述のとおり、生活習慣を改めることが精子を劣化させない重要な予防策になります。
そして食生活も今すぐ改善したいですね。
ジャンクフードをあまり食べないようにするとしても、何を食べるといいのでしょう?

精子の質を下げないために一番有効なのは、リコピンです!
すぐに思いつくのがトマトですよね。

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リコピンはトマトやスイカ、グレープフルーツに多く含まれていて、活性酸素を除去してくれるのです!

抗酸化物質(活性酸素を除去する効果)が含まれている食べ物をまとめると、

・アボカド、バナナ、レモン、キウイ
・キャベツ、にんにく、かぼちゃ、ほうれん草、モロヘイヤ
・プルーン、アーモンド
・納豆、大豆
・サケ、イクラ、エビ、わかめ


上記のようにコエンザイムQ10、ビタミンE、ビタミンC、アスタキサンチンなどが含まれている食材がとっても有効的です。

特にビタミンEは精子の数を増やしたり、精子の運動率もアップさせ、受精の確率を上げてくれるんです。
男性だけでなく女性にとっても受精卵の着床を良くしてくれたり、生理周期を整えたりと嬉しい効果が♡

なかなか妊娠できないときは早めの検査を

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一般的に健康な夫婦が結婚して2年以上妊娠できない場合は不妊症だと考えられます。
とは言っても、近年は晩婚化が進んでいるので、妊娠を希望する場合は2年以内に検査を受けるのがいいでしょう。
最近では少子化の影響もあり、不妊治療についての研究がとても進んでいるので、すぐに解決できる可能性は十分にあります。
まずは一度受診してみましょう。その場合はもちろん夫婦そろっての受診を。



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