癒し効果抜群の「闇風呂」。
ちょっと名前が怪しいですが、特別なことは何もせず、ただ電気を消して入浴するというもの。
なんだそんなことか、と思ったそこのあなた!侮ってはいけません。
お湯に浸かるときに電気消すだけで、たくさんのメリットがあるのです♪
とにかく目の疲れに抜群の効果♪
photo by Wallpaper
光が遮断されることで脳がレム睡眠と同じ状態になり、リラックスした状態になります。
※レム睡眠・・身体は深く眠っているのに、脳は起きているような状態の浅い睡眠。このときに起きるとスッキリと目覚めることができ、また夢を見るのは大抵このレム睡眠のときだと言われています。
脳を休めることで自律神経をリラックスさせることができ、それが目の疲れを解消する大きなポイントなのです。
目の筋肉、特にピント調節のために動かす「毛様体筋」は自分の意志では動かせない筋肉(不随意筋)なので、疲れを感じたからといって休ませることはできません。
毛様体筋など、自分の意志では動かせない器官をつかさどっているのが自律神経なのです。
自分の意志では動かせない・・ということは、もちろん、体内に血液を送ったり、呼吸をしたり、腸を動かしたり、体のあらゆる機能を自律神経がコントロールしています。
起きているときも寝ているときもフル稼働している自律神経を休ませることになるので、脳も目もスッキリし、全身がとてもリフレッシュできるのです。
そして何より、お風呂に浸かることで体が温まり、血行が良くなることで目のコリがほぐされ、浴室の高い湿度のおかげでドライアイも癒やしてくれます。
なるほど、「お風呂+暗い部屋」というこの2つの組み合わせが重要だったのですね。
ただ電気消せばOKではない!
photo by Pinterest
さて、今日から早速闇風呂を実践したい!という人にいくつか注意してほしいことがあります。
お湯の温度もポイントで、熱いお湯では逆効果なので38〜40℃くらいが目安です。
浴室も暗く、脳もリラックス状態になるので寝てしまわないようにすることと、転倒にも十分注意してください。
あまり長時間の入浴はNGなので、うっかり浸かり過ぎないようにしましょう。
あとスマホをお風呂に持ち込んで、スマホゲームや動画サイトを楽しむのはやめましょう。
脳や目を休ませるための闇風呂の効果が得られなくなります。
photo by Pinterest
というのも交感神経が働いてしまい、リラックスできなくなるからです。
熱いお湯だとダメなのも、同じ理由です。
そして電気を消すのは、あくまでお湯に使っている間だけで、体を洗うときはもちろんいつも通りでOKですよ。
闇風呂をもっと楽しむアイディア
真っ暗はちょっと苦手・・という人は、浴室の電気は消して洗面台の明かりはつけておく、など工夫してみてください。
脳が活動的にならない、少しの明かりなら問題ありません。
真っ暗だと落ち着かない人にオススメなのがプロジェクションアロマです。
簡単に言えば「光るアロマポット」で、中に入れてあるアロマオイルの香りと一緒に、バスタブに光が投影される幻想的なバスグッズです。
photo by Pinterest
香りだけなら、アロマオイルを数滴お湯に垂らすのもアリ♡
その日の気分でお好きな香りを選んでみてください。
アロマキャンドルもオススメですが、せっかくならお湯に浮かべて楽しむフローティングキャンドルはいかがですか?
バスタブで浮かべると火が怖いという人は、洗面器にお湯を張って浮かべると手軽でいいですよ。
photo by Pinterest
そして真っ暗な中でも楽しむことができると言ったら、やっぱり音楽!
普段スマホで音楽を聴くという人も、浴室ではワイヤレス防水スピーカーで音楽を聴くことをオススメします。
これならお湯がかかっても、お風呂に落としても大丈夫なので安心ですし、持ち運び可能なのでお風呂以外でも好きな場所で音楽を聴くことができますよね♪
ただしお気に入りの曲だからといって、アップテンポの激しい曲は避けて、心が休まる曲を選んでみてくださいね。