新幹線開業より、金沢で増え続けている着物レンタル店。その多くが既成のポリエステル着物を貸しているが、着物が好きな人や地元住民からは「派手すぎる」といった意見が目立っている。風情ある街並みを残す金沢で「ここにしかないキモノ」をと、街並みと人の肌の色とを研究し色柄を決めて制作した。
今回のキモノ制作において大切にしたことは「金沢の街並みに合うこと」「誰にでも必ず似合うキモノがあること」「加賀友禅で街歩きできること」だと、金沢で最初に着物レンタルを始めた“心結”の越田社長は言う。
nstagramなどの普及により着物をきて写真を撮るということが主流になると、落ち着きのある昔ながらの着物よりイマドキの華やかな化繊の着物のほうが選ばれるようになった。もちろん悪いことではないが「せっかく旅行に来ているなら本来の“金沢らしさ”というものを提供したい」と、友禅作家、カラーコーディネーターとともに生地から選び制作したのだ。
柄が少なめな“附下(つけさげ)”というデザインを採用し、派手すぎず、でも遠目から見ても華やかさを持つ色柄を選んだそう。帯締めなどの小物を変えることでも印象を変えていけるので、柄が少ない分、自分らしさを演出できるだろう。
<加賀友禅5種詳細>
https://www.dropbox.com/sh/grs6h5r90mbfkpu/AAAOS9FjVWEFaFKNA_NPwaMya?dl=0
レンタル価格は、着付けやヘアセット、カバン、ぞうりなどの必要小物が全部ついて16,000円(税別)。手ぶらで来店し、完璧なキモノ美人へ仕上げてくれる。観光はもちろん食事もOKなので丸1日楽しめるだけでなく、礼装での利用もできる。
こんな着物が増えれば、きものレンタルは若い人たちだけのものではなく母世代以上の人たちにも楽しめるものになるだろう。母に、妻に、「ご褒美きもの」をプレゼントしてみるのも良いのかもしれない。
<心結HP>
https://kokoyui.com/kagayuzen/
<友禅作家:上坂幸栄HP>
https://www.yukie-uesaka.com/
<カラーコーディネート監修:棗雅HP>
https://natsumemiyabi.jimdo.com/
忍者の巻物をもってオリエンテーリングするゲームも人気
(日本語)
https://kokoyui.com/2018/07/grab-ninjya-scroll-stroll/
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https://kokoyui.com/2018/08/notice-ninjascroll/