世界中から人々が訪れるタイの超人気スポット
そう!ここが世界的にも有名なタイに行ったら必ず訪れるべき「エーラーワンの祠(ほこら)」です。
呼び方は他にも「プラ・プロム」「ブラフマー祠」「ターオ・マハー・プラマ」「エラワン・プーム」などいろいろあります。
眩いばかりの黄金の装飾が、なんとも豪華絢爛です。
しかしなぜここが、そんなにも有名な場所なのでしょうか?
中央に仏像のようなものが見えますが、場所自体の規模も小さく、周りがショッピングビルに囲まれた街の中心部にあるし、日本の寺院や神社とは見た目もちょっと違います。
エーラーワンの祠に絶えず多くの人たちが訪れる理由。
それはここでお願いしたことはどんな願いでも叶うと言われているからです。
パワースポットになった由来
1956年、エーラーワンホテル(現在のグランド・ハイアット・エラワン・バンコク)の建設工事中に事故が多発し、犠牲者も出てしまった。
このことから、作業員が「悪霊がいる」と建設作業を拒否した。
このためホテルの経営側は、占星術師として有名なある海軍少将を招いて、吉祥時を選び、ヒンドゥーの神ブラフマーを祀る「エーラーワンの祠」を設置した。
エーラーワンの祠を設置したあとは、工事が順調に進み、完成したホテルも大繁盛した。
(実際はエーラーワンの祠が建立された時には、すでにほとんどの建設工事が終わっていた。)
こうした出来事から、ありがたい神様として世界中にその名が広まっていった。
ちなみに「エーラーワン」とは、【インド神話において、ブラフマー神による世界創造の時、卵の殻から生まれた最初の雄ゾウのこと】だそうで、敷地内にはたくさんのゾウの置物たちが。
お参りはどうやって?
まずは境内で、献花・線香・ロウソクのセットを買いましょう。
金額は花のサイズや種類でも違うのですが、日本円で100円前後なのでご安心を。
ちょっとわかりづらいですが、花はブレスレットのように輪っかになっています。
入り口に近い正面から左回りに、順番にお参りしていきます。
祀られている神様、ブラフマーは四面神なので、4つの面それぞれにお参りしましょう。
同時に線香と花輪もお供えしていきます。
花輪は一つづつ、線香は4回お供えできるように最初に四等分に本数を分けておきましょう。
願い事はきちんと自分の名前を名乗ってから具体的に伝えるのがいいですよ。
朝から晩まで一日中たくさんの人が訪れるので、花も線香も供える場所が無いほど。
山のようにたくさん積まれている花も、それはそれでキレイです。
タイの民族舞踊が見れる
多くの外国人観光客が集まって写真を撮っているので近づいてみると、華やかな民族衣装を来た女性がたくさん踊っていました!
彼女たちはここの踊り子さんたちで、お礼参りに訪れた人に依頼されて踊っているのです。
もしあなたがここにお礼参りに来たとき、お金を払うと、あなたのお参りと合わせて、彼女たちが踊ってくれるのです。
別に踊りがなくても一人でお礼参りしてもいいような気が・・と思うかもしれませんが、ここで踊ってもらうことがブラフマーへ願いが叶ったお礼に、踊りを奉納するということになるのです。
もちろんなんとなく形だけ踊って終わり、というわけには行きませんから、生演奏付きです。
実際に膝をついて、お礼参りをしている人がいました。
この人は見事お願いが叶ったんでしょうね^^
こうしてタイの民族舞踊が見られるのは、私たち外国人観光客にとってはすごくいいですよね。
アクセス
所在地
494 Phloen Chit Rd, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok
営業時間
年中無休
8時〜22時30分
(6時〜21時、8時30分〜22時などガイドブックや旅行サイトによって記載情報がバラバラなので、時間ギリギリに行かないほうがいいでしょう。)
料金
無料
線香などのお供えセット、踊り子への依頼料は有料
バンコクの高架鉄道BTSチットロム駅(Chit Lom)から徒歩5分
ラーチャプラソン交差点すぐ
巨大ショッピングモール「コンプレックス・セントラル・ワールド・プラザ」近くの、
交差点から歩いてすぐです。
とにかくキラキラと目立っていて、人もたくさん集まっているのでわかるかと思います。