ブームのピークは過ぎたとは言え・・
今年の夏、スマホアプリの人気ゲーム【ポケモンGO】に関係するニュースが多かったですね。
「運転中にポケモンGOに夢中で交通事故」「歩きながらのポケモンGOで大怪我」など日本に限らず、世界中でこのような事故が相次ぎ、なんと死者も出てしまいました。
ゲームに夢中になり、立入禁止区域や他人の私有地にまで入り込んでしまう人がいるため、あらゆる場所で注意書きを目にすることが多くありました。
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そもそもポケモンGOとは、
位置情報を利用することにより、現実世界そのものをゲームの舞台として、ポケモンを捕まえたり、交換したり、バトルを体験することができるゲームです。
つまり、プレイヤーは家の中にいても外に出ても、あらゆる場所でポケモンを捕まえることができます。
ポケモンを捕まえるためには、モンスターボールが必要なのですが、それは「ポケストップ」と言われる特定の場所でゲットすることができます。
ポケストップは世界中に存在し、名所旧跡などはもちろん、普段何気なく通り過ぎていた場所も、ポケストップに設定されているかもしれません。
ポケモンGOが人気になった理由は何と言っても、現実世界でポケモンを捕まえられるということでしょう。
ポケモンGOが配信されると、早朝や深夜など時間帯に関係なく、公園や駅周辺が大勢の人たちで連日溢れかえっていました。
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プレイヤーの皆さんは、純粋にゲームを楽しんでいるのでしょうが、近隣の住民たちにとっては夜になっても外が騒がしいので眠れない、ゴミが捨てられたり、緑が荒らされたり、いろいろと迷惑だったかもしれません。
それだけで済めばまだいいのですが、もっと大変な事態になったら・・とあなたは考えたことがありますか?
ポケモンGOをテロに利用されたら
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祭りやイベントでもない、観光地でもない、普段は人通りも多くない、そんな何気ない場所にも多くの人を集めることができるポケモンGOを、危険視する声も多く上がっています。
もともと観光地で普段から賑わっている場所も同様に、普段よりさらに多くの人を集めることができるため、テロが起きたらとんでもない数の被害者が出てしまいます。
ポケモンGOに限らず、普段から人が集まる場所なら同じなのでは?と思うでしょう。
しかしここで問題視されているのは、ゲームに集中すると周りが見えなくなるということです。
そのため何かあったとき、不審な荷物がある、不審な人物が居る、車が突っ込んでくるなどの異変になかなか気づくことができないのです。
テロリストからすれば、観光地でも何でもない場所に大勢の人が集まっているので、犯行も進めやすく、警備も手薄なのでいろいろと好都合です。
ブームのピークは過ぎましたが、ポケモンGOは世界的に人気のゲームです。
多くの人が支持するものの裏では、必ずそれを犯罪に利用しようとする人がいます。
世界的ブームに水を差すわけではありませんが、今後も類似のアプリが再び流行することがあるかもしれません。
日本でテロが起こる可能性
ポケストップは名所旧跡や公園などが多いですが、もしこれが踏切や駅のホーム、歓楽街などに設定されたとしたら、テロでなくてもトラブルは起きるでしょう。
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海外に比べると、日本ではテロが起こる可能性は低いです。
しかしそれは今までの話で、2020年には東京オリンピックが開催されるため、日本でもテロへの警戒は強くなっています。
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ポケモンGOに限らず、位置情報を利用したり、プレイヤーを特定の場所に集めようとするアプリには、もう少し冷静になった方がいいかもしれませんね。