お茶もジュースも?薬と一緒だとダメな飲み物はこんなにあった!

知らなかったでは危険な目に?知っておくべき薬と一緒に飲むとNGな飲み物

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お茶もジュースも?薬と一緒だとダメな飲み物はこんなにあった!Photo by Pinterest



薬は飲めばOK・・じゃなかった!?

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体調が悪いとき以外でも酔い止めや体調管理のために、普段から薬を飲む機会って多いですよね。
薬局でも手軽に買えるので、気になったときにサッと飲めるので便利ですが、薬を飲むとき飲み物は何を飲んでいますか?
実は薬と一緒に飲んではいけない飲み物があるのです!

飲み合わせが悪いと薬の効果が発揮されなかったり、体調悪化(体調不良)の原因になるので注意が必要なのですが、一体どんなものがNGなのでしょう?

アルコール

飲み会の席や、寝る前に晩酌をしながら・・などアルコールって薬と一緒に飲みがちですよね。
でもこれは絶対NGなんです!
というより、アルコールだけは何があっても薬を飲むときには絶対に避けなければならない飲み物と言われているほど薬との組み合わせは厳禁なのです!

アルコールは血液の循環を良くするので、薬の効果が正常に発揮されず、場合によっては薬の効果を強めてしまったり、脳中枢にも悪影響を及ぼすことも・・。
特に風邪薬不眠症薬との組み合わせは最悪で、動悸、頭痛、吐き気、胃痛、失神など副作用が強く出てしまいます。
肝機能障害にいたってしまうケースも考えられるので、絶対にやめましょう。

うっかり薬を飲まないといけないのにお酒を飲んでしまった!、今夜飲み会の予定がある!というときは、最低でも薬を飲む前後3時間はアルコールの摂取を避けましょう。

カフェイン

カフェインは医薬品の中にも存在するので、薬と一緒に飲んでしまうとカフェインの過剰摂取になってしまい、頭痛、不眠、動悸など副作用が出てしまうことがあります。
特に頭痛薬との組み合わせは頭痛を悪化させてしまうので、絶対にやめましょう。

またカフェインには胃酸分泌促進作用があるので、胃炎や消化性潰瘍の人は普段からカフェインの摂取はほどほどに。

コーヒーが一番代表的ですが、他にもカフェインが含まれている飲み物はたくさんあるので要チェック♪

・コーヒー
・紅茶
・烏龍茶、緑茶、ほうじ茶、抹茶
・コーラ
・栄養ドリンク


烏龍茶や緑茶のお茶類もダメなんて・・これはとっても意外ですね。

グレープフルーツジュース

薬を飲むのが苦手でジュースと一緒に・・、これも結構やりがちですがあまりオススメはできません。
中でもグレープフルーツジュースは、薬の働きを妨害してしまいます。
抗生物質血圧降下剤との組み合わせは最悪で、薬の血中濃度を高めてしまい、動悸や血圧を下げすぎる原因になります。
もちろん、ジュースじゃなくて薬を飲む前後にグレープフルーツをたくさん食べるのもダメですよ!

他のフルーツジュースや野菜ジュースも、薬の組み合わせによっては副作用を強めてしまう原因になるのでやめたほうがいいでしょう。
特に「解熱鎮痛薬✕フルーツジュース(フルーツに含まれる酸)」、「胃薬✕フルーツジュース」、「抗血栓薬✕野菜ジュース(青汁、モロヘイヤ、ブロッコリー、キャベツ、レタスなどに含まれるクロレラ)」との組み合わせは避けましょう。

炭酸飲料

炭酸飲料は炭酸ガスにより酸性になっているので、酸性の状態では血液中の薬物濃度が低下し、効果が弱まることがあります。
特にコーラは酒類同様に避けるべき飲み物なんだとか。

スポーツドリンク

スポーツドリンクは水分がカラダにすばやく吸収されるように、たくさんの成分配合されています。
そのため薬の吸収が早まったり、効果がうまく発揮されないことがあるので避けたほうがいいでしょう。

牛乳

牛乳には胃の粘膜を保護する働きがあるので、胃を荒らしやすい薬は一緒に飲んだ方がいいという意見もあります。
しかし薬の種類によっては、牛乳のカルシウムと結合することで効き目が弱くなったり、脂肪分の存在で逆に吸収がよくなり過ぎるものもあるのです。

腸で溶けるようになっている薬も、牛乳と飲むことで胃で溶けてしまうこともあり、薬の効果がうまく発揮されない場合があるのです。
特に抗生物質骨粗鬆症薬との組み合わせは避けましょう。

ココア、ホットチョコレート

ココアやチョコレートに含まれるカカオが、薬の作用を強めてしまうことがあります。
牛乳で作ることも多い飲み物なので、吐き気などの副作用も考えられます。

栄養ドリンク

栄養ドリンクには低濃度ではありますがアルコールが含まれています。
それに加えて炭酸、カフェインも含まれているので、ある意味薬と一緒に飲むと一番やっかいかもしれません。
風邪薬との併用は肝臓に負担をかけてしまうので、やめましょう。

やっぱりベストは水?

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お茶もジュースも炭酸もダメ・・、じゃあ何と一緒なら大丈夫なの?

一番いいのは「コップ一杯の水」です。
水も一気にたくさん飲むのではなく、ゆっくり少しずつ飲むのが理想的。
お湯は薬の溶け方や溶けるタイミングが変化してしまうことがあります。

飲み物と一緒に飲まず、薬だけで飲むのもダメです。
薬が喉に引っかかって溶けてしまうと食道の炎症を起こす原因になったり、粉末状の薬が肺に入って肺炎の原因になったりといろいろとトラブルを引き起こしてしまう可能性があるので何かと一緒に飲むというのは鉄則です。

トラブルの原因になるだけではなく、薬によっては体内で溶けずにそのまま排出されてしまう・・なんてことも!
これだと薬を飲んだ意味がありませんね。

ちなみに市販のペットボトルのお茶ならカフェインがあまり含まれていないそうなので、薬と一緒でも大丈夫ですよ。
また食後のデザートにグレープフルーツを数切れ、ミルクプリンを食べた、という程度なら許容範囲で影響はありません。
上記以外にも特定の薬との組み合わせが危険な飲み物もあるので、気になる人は薬剤師に尋ねたほうがいいでしょう。



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