低用量ピル(OC)の避妊以外の効果と体への影響

避妊効果は100%!?低用量ピルが世界で支持されている理由とは?

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低用量ピル(OC)の避妊以外の効果と体への影響Photo by Wallpaper




皆さんピルというと、どのようなイメージをお持ちですか?
一番に思い浮かぶのは、やはり避妊だと思います。
ピルは性行為後すぐに飲まないと意味がない、副作用がキツそう、体への負担が心配、値段も高そうなどマイナスイメージも多いかと思います。

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ピルは大きく分けると3種類あって、

高用量ピル
生理周期の改善や生理痛の抑制、無月経や月経困難症の改善に効果あり。
頭痛や吐き気などの副作用が出やすく、現在ではよほどひどい場合でない限り処方されない。

中用量ピル
生理痛の軽減や避妊に効果あり。
中用量ピルは「緊急避妊薬」として処方される機会が多く、性行為後に服用するアフターピルとして使用されています。
72時間以内に服用することで80%以上の確率で妊娠が防げます。
そのため、コンドームを着用していなかった場合など避妊失敗の対処に効果あり。

低用量ピル(OC)

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生理周期をコントロールでき、避妊にも効果あり。
生理周期を一定にしてくれるので生理痛やストレスも緩和。
この低用量ピルは一般的に「OC」と呼ばれています。


その中でも多くの女性が服用しているOCについて今回は紹介したいと思います。

多くの女性がOCを服用する理由

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まず一番はほぼ確実に避妊できるということ。
避妊といえばコンドームが思い浮かぶかと思いますが、実際コンドームの避妊効果は約90%。

つまり10回に1回は妊娠してしまう可能性があるということになります。
望まない妊娠は絶対に避けたいという避妊目的で服用する人がやはり多いでしょう。
毎日OCを飲むことで、事実上365日安全日ということになります。

また生理周期をコントロールできるので、旅行やデートの日にはどうしても生理が来てほしくない!というときに生理をずらすことができます。
生理が来る日が前もってわかっているので、旅行の計画も立てやすく、生理痛や生理前のストレスからも解放されると思います。

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副作用もほとんど無く、ストレスを感じずに服用しやすいことも嬉しいポイントですね。
生理周期が一定になり、ホルモンバランスが整えられるので、ニキビなどの肌荒れが改善したという意見もあるようですよ。

服用方法は?

しかし、なぜ生理周期がコントロールできるのでしょうか?
まずOCの服用方法ですが、21日飲んで7日間休薬するという28日周期が基本になります。
この休薬期間の7日間のうちのどこかで生理が来るので、もしこの間に生理が来ては困るという場合は生理を早めることも遅らせることも可能です。
簡単にいえば、OC服用中は生理が来ないということになります。

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しかし基本は28日周期になるので、頻繁に生理をずらしたり、予定が重なって2ヶ月生理が来ないようにしたいなどという場合には病院で相談したほうがいいでしょう。

そしてもう一つ大切なのは、毎日できるだけ同じ時間に飲むということです。
「朝起きたら」「夜寝る前に」というのは曜日によって大幅にずれたり、飲む忘れる可能性もあるので、確実に忘れずに飲める時間にしましょう。
もし飲み忘れてしまった場合は、24時間以内であれば気づいた時点ですぐに飲みましょう。
次の日は通常通りのタイミングで飲めば大丈夫です。
24時間以上経過していた場合は服用を中止し、また次の生理から新しいシートでやり直しになるのですが、確実に避妊効果を発揮させるためにも医師の支持に従いましょう。

OCは種類も多く、トリキュラーやマーベロン、ヤスミンなどが人気です。
同じ商品の中でも21錠タイプ28錠タイプとがありますが、効果は全く一緒です。

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28錠タイプは休薬期間7日分の偽薬(何も効果は無いので飲まないことと同じ)がセットになっていて、ピルを飲まなくていい休薬期間も毎日同じ時間に飲む習慣を身につけることで飲み忘れを防止することが目的です。
休薬期間に入って何日目かわからなくなることがないので、飲み慣れるまではこちらを選ぶほうがいいかもしれませんね。

ただしOCが服用できない人もいる!

早速OCを服用したい!という人はちょっと待って下さい。
実はOCは服用できない人もいるんです。

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年齢や病気の関係、一日の喫煙量によっても変わってくるのですが、例えば、

・ピルの成分に対し過敏性素因のある女性
・血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患又はその既往歴のある患者
・35歳以上で1日15本以上の喫煙者
・手術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内及び長期間安静状態の患者
・妊娠中に黄疸、持続性そう痒症又は妊娠ヘルペスの既往歴のある患者
・妊婦又は妊娠している可能性のある女性
・授乳婦
・思春期前の女性


など他にも項目があるので、初めてOCを服用する場合は病院で診察を受けてくださいね。

気になる金額は?

レディースクリニックや産婦人科などで処方してもらうとOCは保険適用外なので1シート2000円〜3000円が相場で、もっと安いところも高いところもあります。
単に最寄りや行き慣れた病院に行くよりは、各病院のOCの金額を事前に調べておくといいでしょう。
毎回購入するとなると、出来る限り安く買える方がいいですからね。

最近では通販でも手軽に買えるので、そういうサイトを利用する人も増えています。
病院が苦手な人や仕事でなかなか病院に行けないという人は是非チェックしてみてください。
サイトやOCの種類によっては、病院よりも安く買えるかもしれませんよ。
(前述しましたが、初めて服用する場合は病院で診察や説明を受けてくださいね。)




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